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【No.01 平成14年9月】

マダガスカル政府から保護区の仮許可を受けました

2002年9月11日水曜日
日本アイアイ・ファンド代表、マダガスカルアイアイ・ファンド名誉会長
島 泰三

 本年7月1日に日本アイアイ・ファンドの設立パーティーを開催しましたが、126名の有志のご参加によって盛大に発足が祝われたことを、アイアイ・ファンド賛同者の皆様にまずご報告申し上げます。その後、さっそくマダガスカルへ行ってまいりました。
 8月2日から9月1日までの1ヶ月間に及ぶ今回のマダガスカル訪問のおもな目的は、今年1月以来続いた政治混乱がどの程度収まったのか、アイアイ・ファンドの活動ができる状態なのか、マダガスカルアイアイ・ファンドのメンバーの状況はどうか、保護区指定のためのプロセスはどこまで進んでいるのか、保護区予定地域現地の状況はどうなっているのか、などを確認し、可能であれば基金をマダガスカルアイアイ・ファンドのメンバーに手渡して活動を促進することでした。
 今回の訪問の成果は以下のとおりです。
 まず第一に、マダガスカル政府治水森林省からマナサムディ山地の指定森林を保護区に変換する手続きについて、仮承認書が交付されました。これはマダガスカルアイアイ・ファンドに対して、現在指定森林となっているマナサムディ山地の森林(約100平方キロ:山手線の内側の約1.5倍の面積)を保護区としての管理をゆだねるというものです。これは引き続いて、いくつかの手続きを実施すれば、正式に保護区として管理が行われるようになるという文書で、これによってマナサムディ山地を保護区として実際に保護できるようになりました(むろん、この決定がでるまでの間には実にさまざまな問題がありましたが)。
 第二に、日本アイアイ・ファンドとマダガスカルアイアイ・ファンドとの間に日向正義在マダガスカル日本大使の立会いのもとで「友好宣言」が交わされました。マダガスカルアイアイ・ファンドは、島代表をマダガスカルアイアイ・ファンドの名誉会長とすることを正式に決定し、会長代理のラクトアリソア・ジルベール氏とともに、チンバザザ動植物公園ラクトザフィ・ルシアン園長とマダガスカルアイアイ・ファンドとの間に締結された「協力協定」にサインしました。これによって、日本アイアイ・ファンドとマダガスカルアイアイ・ファンドによるマダガスカル国高等教育省チンバザザ動植物公園との間で公式の協力が行われることになり、マダガスカルアイアイ・ファンドは公園内に事務所を設置することができるようになりました。
 第三、マダガスカルアイアイ・ファンドは治水森林省による仮承認をもとに、保護区設定に必要な四つの段階、測量、住民への説明、保護区境界の標識の設置、関係者全員の会議、を実行に移すための活動を始めました。9月10日からは、治水森林省とマダガスカルアイアイ・ファンドのメンバーそれぞれ3名が現地に行き、20日間の予定で保護区境界の測量を行うとの連絡がありました。本年中に保護区への本認可を取り付ける予定となっています。
 第四、マダガスカルアイアイ・ファンドと日本アイアイ・ファンドとの友好宣言調印に列席された日向大使は、保護区周辺地域村落への簡易道路建設などのプロジェクトを支援する用意があると言明されました。また、渡辺建青年海外協力隊マダガスカル事務所長は、事務所にアイアイ・ファンドの募金箱を置いて、マダガスカルの日本人社会での募金を支援すると言われましたが、この募金箱は9月4日には設置されました。
 第五、マダガスカルアイアイ・ファンドは、従来のファンド創設者、アルベール前チンバザザ動植物公園園長(会長)、ジルベール現チンバザザ動植物公園動物部長(事務局長)、クローディーヌ栄養士、プレト前チンバザザ動植物公園保護教育部長(現アンタナナリブ工科大学教授)、ラマシ(会計責任者)の5名のほかに、ブルノー鳥類研究者(Raveloson Andriandraotomalaza Bruno)とロランの2名を評議員に加え、またジョゼ&マミ夫妻(アンツヒヒのレストラン、シェ・マミ経営者)を保護区地域の評議員として委嘱し、従来から働いてきたマルクとティラの2名を現地駐在員として指定した。
 第六、「指定森林」の保護区への申請に必要な周辺4コミューン村長の同意書のうち、3コミューンについて同意書を取り付けた(アンジアマンギラーナ、アナイジャヌ、アンケリカ)。残るマルバトレーナについては10月14日のアナイジャヌ祭りでのマダガスカルアイアイ・ファンド主催サッカー大会で確認する予定。ちなみに島代表は日本からサッカーボール1個を運んだが、これは優勝カップがわりとして、マダガスカルアイアイ・ファンドはさらに4個のボールとユニフォーム4式を購入し、4コミューンに贈呈する予定(マダガスカルの慣習では、サッカーボールだけの贈呈はありえず、また関係する団体がある場合はそのひとつだけという贈呈もありえないとのこと、らしい)。

以上

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